ブックタイトル肺高血圧症を知る

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概要

肺高血圧症を知る

04肺高血圧症の治療法肺高血圧症と診断された患者さんは、症状を悪化させないよう過度の運動や労作を避けたり、風邪やインフルエンザなどの感染症予防や避妊をするなど、日常生活にも注意を払いながら治療を行います。治療は、狭くなった肺の血管を拡げる肺高血圧症治療薬による治療と、病気に伴って現れる症状を予防、軽減するための一般的な療法とに分けられます。なお、1種類の薬で十分な効果が得られない場合は、医師の判断により2~3種類の薬を併用します。肺高血圧症治療薬肺動脈性肺高血圧症治療の中心となる薬で、3つの経路に作用する薬が主に使用されています。最近では、従来の薬に比べて、副作用の懸念の少ない薬も選択できるようになっています。エンドセリン経路一酸化窒素経路プロスタサイクリン経路エンドセリン-1(ET-1)(血管収縮、細胞の増殖)一酸化窒素(NO)(血管拡張、細胞の増殖抑制)プロスタサイクリン(PGI2)(血管拡張、細胞の増殖抑制)エンドセリン受容体拮抗薬SGC刺激剤PDE5阻害薬プロスタサイクリン(PGI2)製剤11