ブックタイトル肺高血圧症を知る
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肺高血圧症を知る
06公費負担難病医療費助成制度「指定難病」として指定されている病気で、都道府県知事の指定する指定医療機関で受診した場合、健康保険の自己負担割合を3割から2割に引き下げ、かつその一部または全額を公費で負担する制度です。現在306疾病小児慢性特定疾病医療費助成制度医療費助成の対象となる「小児慢性特定疾病」に「肺動脈性肺高血圧症」が入っています。対象となる患者さんは18歳未満ですが、引き続き治療が認められた場合は満20歳まで延長が可能です。(平成27年7月現在)が指定難病の指定をうけており、「肺動脈性肺高血圧症」や、混合性結合組織病、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、慢性血栓塞栓性肺高血圧症などもその中に含まれています。自立支援医療(更正医療、育成医療)自立支援医療制度は、心身の障害を除去・軽減するための医療について医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度で、「更正医療」と「育成医療」があります。更正医療は、身身体障害者手帳身体の障害により日常生活に支障があると認められると、身体障害者手帳を取得することが体障害者手帳の交付を受けた18歳以上の患者さんに、障害を除去・軽減する手術などの医療費を助成する制度です。できます。肺高血圧症の患者さんの場合は、「心臓機能障害」と「呼吸機能障害」に該当する場合があり、認定されると各種の助成が受けられます。障害年金(障害基礎年金/障害厚生年金)国民年金や厚生年金といった公的年金には、病気やけがなどで障害が生じたときに支給される「障害年金」があり、心疾患や呼吸器疾患といった内部疾患で仕事や生活が制限されるようになった患者さんも支給対象となります。なお、身体障害者手帳を持っていない場合でも障害年金を受け取ることができます。16