ブックタイトル肺高血圧症を知る
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肺高血圧症を知る
02肺高血圧症の症状どんな症状が現れるの?初期は特別な自覚症状がなく、病気の進行とともに症状が現れてくるのが肺高血圧症の特徴です。自覚症状として多いのが、動いたときの息切れです。他にも、疲れやすい、胸痛や動悸、声のかすれなどの症状があります。自分で身体の状態を把握するための主なポイントや指標としては、息切れ、呼吸数の増加、脈拍数の増加、尿量の変化、急な体重の増加、むくみなどがあげられます。しかし、このような症状だけでの判断は非常に難しいため、早めに専門医を受診することをおすすめします。心臓の右側の働きが悪くなると、血液の心臓への戻りが悪くなり、顔や足にむくみが出たり、食欲がなくなったりします。また、くちびるや、皮膚、爪などが青紫色になる症状が現れたりすることもあります。さらに進行して心臓の機能が低下すると、呼吸困難などの症状が出て、ほんの少し動いただけでも息切れしたり、失神を起こしたりするようになります。乳児の場合は、お乳やミルクを飲まなかったり、発育不良や、気を失ったりします。また、心臓に先天的に穴が開いている場合には、くちびるや皮膚が青紫色になったりします。なお小児では、だるくなる、呼吸困難、気を失ったり、成人とほぼ同じ症状がみられます。身体の状態を自分で把握するための主なポイント・指標息切れ尿量の変化呼吸数の増加急な体重の増加脈拍数の増加むくみ7