ブックタイトル肺高血圧症を知る
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肺高血圧症を知る
02肺高血圧症の症状病気の進行度合いと症状肺高血圧症の進行の度合いと症状の評価には、米国・ニューヨーク心臓協会(NYHA)と世界保健機関(WHO)が作成した分類が目安として用いられています。心臓は正常クラスⅠ…無症状●強い運動をしても症状がでない●健康な人と同じように活動ができる心臓への負担増大クラスⅡ…軽い症状●通常の生活では症状がでないが、強い運動をすると症状がでる(息切れ、動悸、胸の痛み、疲労感など)●活動がやや制限されるクラスⅢ…中等度の症状●日常生活の範囲でも、軽い運動程度で症状がでる●活動はかなり制限される心臓の肥大進行注意したい症状坂道や階段を上ると、息切れがするちょっとした作業をすると、呼吸が苦しくなる急に立ち上がると、めまいがする疲れやすい、あるいはいつも疲れた感じがする声がかすれたり、出しにくかったりする顔や、足のすねがむくんでいる手や足の先、爪、唇が、青紫色や白っぽくなる心不全クラスⅣ…重度の症状●安静にしていても症状がでる(呼吸困難、失神など)●活動は大幅に制限される8