肺高血圧症の病態の解明、診断能と治療成績の向上、および治療指針の確立をはかり、貢献することを目的として活動を行っております
日本肺高血圧・肺循環学会 会員の皆さま
日頃、本学会の活動に対してご支援を賜り厚く感謝申し上げます。すでに皆様ご存じの通り、2022年 ESC/ERSによって肺高血圧症(PH)の定義が変更になりました。しかしこの定義は、わが国の指定難病である肺動脈性肺高血圧症(PAH)、慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)、肺静脈閉塞症(PVOD)/肺毛細血管腫症(PCH)の現在の認定基準とは乖離しております。わが国の認定基準をPHの国際的な新しい定義に合わせることに関しては、PRO/CONの双方の立場があると想定されます。今回、指定難病の認定基準策定を担当している難治性疾患政策研究事業「難治性呼吸器疾患・肺高血圧症に関する調査研究班」(巽浩一郎、平井豊博)と本学会においてステートメント案を作成しました。このステートメント案では、国際的なPHの定義とわが国の認定基準には乖離が存在すること、また将来的に認定基準を国際的な定義に合わせていくことに関してはPRO/CON双方の意見が存在することを明らかにすることを目的としています。特にPRO・CONの意見に関して追加・修正を含めてご意見を学会事務局まで頂ければ幸いです。
日本肺高血圧・肺循環学会
ステートメント担当理事 片岡 雅晴
理事長 渡邉 裕司
募集期限
2023年9月30日(土曜日)
ESC/ERSによるPH定義変更 と 指定難病PAH、CTEPH、PVOD/PCH認定基準の乖離(案)の閲覧方法
ステートメント(PHの定義と認定基準)(PDF)
ご意見、情報の提出方法
所属、氏名、連絡用メールアドレス、電話番号、提出意見を、下記宛にメール送付をお願いいたします。
ph@jpcphs.org
※個人情報は公表いたしません。
コメントへの対応・留意事項
①御意見はステートメント(1)最終版に掲載するように努力致しますが、コメントの内容により、ステートメント(2)(3)に組み込ませて頂く可能性もありますので、ご了承下さい。
②御意見により内容改変に反映するか否かは、日本肺高血圧・肺循環学会 ガイドライン 作成委員会の討議で判断いたします。
③本ステートメント(案)は作成過程のものであり、「公表された著作物」には該当しません。転載、引用は許可しておりません。
④本ステートメントの著作権は日本肺高血圧・肺循環学会および難治性疾患政策研究事業「難治性呼吸器疾患・肺高血圧症に関する調査研究班」が保有します。